コスプレイヤーホステスと過ごす、夏のコミケ同伴記──鉢嶺「おでん」爆誕レポート

コスプレイヤーホステスと過ごす、夏のコミケ同伴記──鉢嶺「おでん」爆誕レポート

2025年8月16日・17日。東京ビッグサイトで開催された「コミックマーケット106」は、50周年という節目を迎えました。来場者数は、2日間でおよそ25万人。世界71ヵ国からの参加者が集い、会場は熱気と情熱に包まれていました。

そんな記念すべき大舞台に、2日連続で飛び込んだ人物がいます。
光月おでんのコスプレに挑んだ、鉢嶺祐矢です。
隣に並んだのは、完璧なヤマト姿を披露した美人ホステス。その並びは、原作の再現というより“現実に降臨したワノ国”と呼ぶにふさわしい存在感でした。

今回同伴したホステスによる過去のコスプレ写真

※今回同伴したホステスによる過去のコスプレ写真

  • 竈門禰豆子(鬼滅の刃)
  • 冨岡義勇(鬼滅の刃)
  • 煉獄杏寿郎(鬼滅の刃)
  • 空条徐倫(ジョジョの奇妙な冒険)
  • ドラコ・マルフォイ(ハリー・ポッターシリーズ)
  • hide(X JAPAN)

この記事でわかること

  • コミケ50周年の規模と来場者の熱量
  • 鉢嶺による「光月おでん」変身体験の裏側
  • 更衣室や撮影エリアの現実
  • サークル&企業ブースでの出会いと収穫
  • 鉢嶺が感じた学びと、次回への意気込み

1. 「光月おでん」になるまで──変身の全貌

「この顔、どう“おでん”に落とし込むのか?」
変身前、周囲はそう疑問を抱いていました。鉢嶺の変身プロセスを動画でご覧ください。

プロの手によるメイクが始まり、鉢嶺は“仏像のように微動だにせず”耐え抜きます。動けば崩れる。だからこそ、静寂と集中に包まれた仕上げの時間。

コスプレの下準備であるメイクを終えた鉢嶺の写真

完成した姿は、まさに“将軍候補”。
堂々たる光月おでんが、令和の東京に立っていました。

2. 更衣室と登録──初めての“戦場”体験

コミケでコスプレを行う際の注意事項やルールが記載されたパンフレット

コミケでコスプレ参加をするには、リストバンド登録と更衣室の利用が必須です。その他にも、様々なルールがありそれらを守る必要があります。

コミケ・コスプレ参加ルール

  1. 登録必須:コスプレ登録証(リストバンド)を購入・装着して参加。
  2. 更衣室利用:会場外での着替え・来場・帰宅は禁止、必ず更衣室を使用。
  3. 衣装と小道具:露出の多い衣装は移動時に上着着用、危険物・大きすぎる小道具は禁止。
  4. 撮影マナー:必ず声をかけて許可を得てから撮影、相手を不快にする行為は厳禁。
  5. 安全と体調管理:熱中症対策を徹底し、混雑では通路をふさがないよう注意。

鉢嶺も公式リストバンドを装着し、人生初の更衣室へと足を踏み入れました。

そこにあったのは、汗と熱気が入り混じる密集空間。
シャツを脱いだ途端、ベースメイクは汗で崩れ、まさに“煮え始めたおでん”状態に。

鬢付けが仕上がる頃、周囲の視線が変わっていきます。
「これは……本物かもしれない」
その空気の変化に、鉢嶺も少し背筋を正しました。

3. コスプレエリアの熱気

外気温35度を超える猛暑のなか、コスプレエリアはまるで屋外スタジオのようなにぎわい。

キャラクターになりきった人々が一斉に集まり、あちこちで撮影の輪が広がります。中には「東横インの建物」のコスプレなど、思わず「そんなのあり⁉」と言ってしまいたくなるものも。
その光景は、“創作愛と表現の爆発”。
まさに、エネルギーの坩堝でした。

4. 人気アイドルのように──撮影列の嵐

ついに姿を現した「おでん&ヤマト」。
最初は周囲の反応に戸惑っていた鉢嶺でしたが、次第に人だかりが生まれ、次々と声がかかります。

「撮らせてください」
「すごい完成度ですね」

四方からのシャッター音と、20分の撮影→5分の休憩のループ。
鉢嶺の体力は、炎天下のなか急速に削られていきました。

「もう……汗で煮えてる」
その表情は、まさに“煮込み終わったおでん”。
過酷な撮影に耐える様子から、鉢嶺の真剣さが伝わってきました。

5. 2日目:サークル&企業ブース探訪

2日目は衣装を脱ぎ、鉢嶺は一般参加者として会場を巡ります。

サークルブースでは、人気作家の列が朝から続き、企業ブースでは限定ノベルティ目当ての熱気が満ちていました。

そして運命の出会いがひとつ。

あるブースで、ふと目に留まった女性が――
「YouTube『年収オークション』に出ていた人だ」

白田まい。鉢嶺の記憶と画面の中の彼女が重なり、思わず足を止めました。
せっかくの縁にと、鉢嶺は人生初の写真集を手に取ります。
これが、2日目最大の収穫となりました。

6. エンディング:同伴という時間

コミケが終わった後、一緒にコスプレしたホステスと同伴した際の写真

喧騒を離れ、メイクを落としたふたりは、夜の街を静かに歩いていきました。
昼間の戦場は一転、穏やかなひととき。
“おでんとヤマト”という役を脱ぎ捨て、素顔のままで過ごす時間。

その姿は、まるで物語の続きを生きているようでした。
現実と空想のあわい。
非日常が、そっと日常に溶けていく瞬間。

鉢嶺のことば

「コミケって、演じる人も、作る人も、買う人も、同じ船に乗ってる感じがするんだよね。
誰かの続きのページを、自分も書いてる気がした。
次は……ペットボトル2本を刀代わりに、もっと遠くまで行ってみたいな」

次回、鉢嶺が挑戦するのは果たして“ルフィ”か、それとも“サンジ”か。
続報に期待したいところです。

こんな人におすすめ

  • アニメ・漫画・ゲームが大好きな方
     同じ作品を愛する仲間と出会い、世界観をリアルに体験できます。
  • コスプレに興味がある方
     初心者から上級者まで、思い思いの姿で表現できる自由な空間。
  • 同人誌や限定グッズを探している方
     ここでしか手に入らない創作作品との出会いが待っています。
  • 熱量の高いイベントに触れたい方
     非日常の渦の中で、心も体も揺さぶられる特別な時間。
  • 創作活動に関心がある方
     クリエイターとしての現場感を体験し、表現の可能性を広げられる場所。

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