銀座の隠れた名所、金春通りの歴史

皆さん、金春通りという道名をご存じでしょうか?今回は、歴史ある銀座の名所、金春通りについてご紹介していきます。

金春通りとは

金春(こんぱる)通りは銀座8丁目の中央通りと見番通りの間にある道です。

130m程の通りですが、江戸時代の頃の名残があるため、「銀座の最後の砦」と言われています。

由来

金春の名前は江戸時代に能楽(金春流)屋敷があったことに由来しています。
当時の能役者家柄には、金春・観世・宝生・金剛の四家がありました。

その中で金春は最も歴史がある名家で室町時代以降に栄えました。屋敷がなくなった後も、金春という名前が道名に変化し今に至ります。

銀座にある金春通りの歴史についての解説

銀座金春通りの成り立ち

金春屋敷が1870年頃に現在の千代田区麹町に移り、「金春芸者」が知られ、現在の銀座七、八丁目西側付近が歓楽街へと変化したのは幕末頃でした。

能役者は幕府専属の町人として特別な扱いを受けていました。そのため、次第にここに芸者が集まり、住むようになったといいます。

当時の芸者は芸やおもてなしに長けており、昭和中頃まで多くの芸者が集う街で賑わいました。

金春湯

金春通りには「金春湯」という銭湯があり、歓楽街の中心に位置する為とても目立ちます。

創業が江戸時代末期の1863年で150年以上の歴史があります。

江戸時代から続いている都内の銭湯の1軒で昭和32年に改築されました。

銀座に訪れた際は、是非一度、金春通りに足を運んで、歴史に触れてみてはいかがですか?

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